テニスで手にする夢への軌跡

テニスをはじめた息子たちを応援する父親として、またジュニアスポーツに携わる大人として“自分ができること、感じること”を。

前に進むための正念場

先週末の草トー。お兄ちゃんは1回戦で0-6、また初戦敗退でした。

 

 

思っていたよりもあまりに早くあっさりと負けたものですから、私は試合後に「うーん…もっとプレーに集中しないと。もう少し何とかならなかった?」とお兄ちゃんに突き放すようなキツイ言い方をしてしまいました。

 

 

私の言葉を聞き終わらないうちに、お兄ちゃんの目からは涙が溢れて、お兄ちゃんはそのまま車に向かうとドアをバタンと閉めて、しばらく出て来ようとしませんでした。

 

 

今思えば、言う必要のない言葉だったと反省していますが、事前に一緒に勝利を意識して臨んだ今回の草トーだっただけに思わず期待が大きくなってしまった故に出てしまった言葉です。

 

 

車で突っ伏していたお兄ちゃんに「コンソレは出ないの?」と聞くと少し間を置いて「出る」と一言言うと、涙を拭いてまたコートに戻っていきました。

 

 

コンソレでは1ゲームは取れたものの、こちらも1-6で結果は負けでした。

 

 

「練習ではもっと出来るのに…どうして試合になると思うようにプレー出来ないんだろ...」本人の心の声が聞こえてきます。

 

 

涙は、私に言われたショックや悔しさもあるとは思いますが、やっぱり練習の時のようにプレー出来ない自分自身に対する歯がゆさが大きな理由ではないかと感じます。

 

 

負けた理由についても客観的に観ている私には分かります。

 

 

前の大会でコーチに言われたこと、私が言ったことがそのままで、やっぱり大きいのは“メンタル”です。

 

 

あの大会の反省点として、本人も多少なりとも実感したであろう気持ちの問題。しかし、まだまだそれを改善して表現できるところまでは至っていないようです。

 

 

お兄ちゃんは性格的にも、極端な内弁慶です。だから、試合になると相手の子が少しでも自分より格上だと、それを意識し過ぎて必要以上に委縮しているのが良く分かります。

 

 

ある意味では試合前から気持ちで負けてしまっているのです。そもそも、まだ勝ち負け以前に「これから戦うぞ」という気持ちを作ることが出来ていないのかもしれません。

 

 

ここを改善していくには、やっぱり経験と練習です。

 

 

とにかくたくさん試合をして、自分が納得できるまで練習する。これを繰り返していくことで、試合で力を発揮できるメンタルを身に付けることが出来るのだと思います。

 

 

テニスに限らず、何をするにしても習得に時間のかかるタイプではあるので、数ヶ月分の時間を見て、本人と一緒に検証していく必要がありそうです。

 

 

今回の負けを踏まえて、ひとつだけお兄ちゃんと話したことがあります。

 

 

それは今後しばらく、あえて“勝敗を気にしない”ようにすることです。

 

 

結果を意識する余り、委縮してしまうようであれば、一度勝敗から離れてみるのもいいかもということを話しました。

 

 

「勝っても負けてもいい。結果を気にせずに試合してみたらどうだろう。もちろん一生懸命プレーすることは忘れずに」

 

 

これは私自身が自分への戒めで提案したことでもあります。私が息子の勝利を期待することで今回のように彼に余計なプレッシャーや言葉をかけてしまわないように、彼に話しながらも自分に言い聞かせました。

 

 

今よりも上に行くためには、ここは避けて通れない部分です。息子にとって、そしてサポートする私にとっても、ひとつの正念場になりそうです。改めて、親として何をどう伝えていくべきを考えながら、引き続きお兄ちゃんをサポートしていきたいと思います。