半分、変わる。
NHKの朝ドラに寄せたタイトルですが(^_^;)記事内容はドラマとは関係ありませんのであしからず。
この週末、お兄ちゃんは夏休み3つ目となる大会へ(今回は草トー)。
夏休み中ここまで2つの公認大会(どちらもボロ負け)を終えて、本人と話したのは「姿勢」の部分でした。
「そろそろ本気で勝ちにいってみない?」「ただ試合に出て、何もせず(出来ず)時間だけが過ぎて、ただ負けて帰るのはやめにしない?」私の率直な思いでした。
「うん」と一言。本人も納得していたようでした。
もちろんやるのは本人ですが、私自身息子を観ていて毎回沸々と感じていたこと。たとえ負けても、何かを得て帰りたい、それを伝えました。
今回の初戦、息子はいつもと少し違いました。試合前に本人が言っていたように「俺、もっと自分からポイントを取りに行きたい」という思いを行動に移していたように思いました。
相手の子は強打を武器にするパワフルな感じの体格の子でしたが、粗さも目立つタイプ。
対して息子は良く言えば綺麗、悪く言えば型通り的なテニス。でも初戦の子とはプレーの相性が合ったのか、相手の強打に対してしっかり返球して粘り、時にはコースを狙ってポイントを奪う形を作ることが出来て、相手のミスにも助けられましたが6-3で勝つことが出来ました。
私はこの初戦に関しては本人が有言実行出来たこと、そしてそれが勝利に繋がったことが大きかったのではないかなと感じました。諸々の課題含めて、トータルで見てもなかなか良い試合だったと思います。
本人は久しぶりの勝利にまた興奮(^_^;)私はいったん息子を落ち着かせて、試合のことを聞いてみました。
「どうだった?」
「サーブが結構入った。あと、ストロークを丁寧に出来た」
「そうだな、ナイス勝利(^_^)」
「うん!」
続く準決勝(ドロー数が少なかったのですぐ準決勝です)では…先に言いますが残念ながら1-6で負けてしまいました。
そして、そのあとの3決でも2-6で敗退。最終的な結果は4位となりました。
しかし、負けはしましたが、準決、3決では今回意識を変えてチャレンジしたからこその新しい課題を見つけることが出来ました。
息子は両試合とも初戦同様に丁寧にストローク部分をプレーしましたが、相手の子が時折混ぜるドロップや深いボールに対して弱いことが明確になりました。
反応と言うか“準備”ですかね。相手がどんなボールを打ってくるのかを予測して前後左右に対応する部分が明らかに弱く、言わば試合中に求められる臨機応変な対応力の部分が大きな課題として現れました。
でも、今回の私の思いとしては息子なりに変化を求めてチャレンジしたと思いますし、何かを変えようという姿勢や思いが伝わってきたところや、それにトライしたからこその課題が見えて本当に良かったと思います。
もちろんまだまだであることには違いありませんが、夏休み最後の大会で息子が見せたテニスは半分は受け身、でも半分は“能動的”でした。
つい先日の公認大会でほぼ受け身だったテニスから、意識を変えることで半分くらいは意図的に自発的にプレーするテニスに変わりました。
私自身が若かりし頃、新卒で入社した会社の社長に「自分が能動的であれば、どんな仕事(こと)も楽しくなるのではないでしょうか」と有難い言葉を頂いたことを、息子の変化を見て思い出しました(^_^)
半分変わった息子のテニス。ここからまたプレーの幅を広げて成功も失敗も、勝ちも負けも“能動的”にプレーした結果として持ち帰られるように成長していって欲しいなと思います!
あ、それはそうとして、皆さんご存知かと思いますが楽天オープンの出場予定選手が発表になりましたね!トップ10プレーヤーはもちろん、なかなか自分好みの選手たちが名を連ねていて嬉しい限りです!誰が準決勝に進んでくるのか今から楽しみで仕方ありません!
それでは楽天オープンを楽しみにしながら、9月も残暑に負けず息子たちとテニスを頑張りたいと思います!